経歴:
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SAKURA FRANCKさんの活躍についてお話を伺いました。
━━━日本で以前していたお仕事は?
自然食のレストランで働いていました。
━━━海外での就職、生活をしたくなった動機は?
ケータリングの仕事をしたいと思い、
フランス料理の勉強にパリに行くことを思いつきました。
━━━寿司を習おうと思った動機は?
パリで料理教室をやっていたのですが、お寿司のクラスを始めることになったので。
━━━日本(東京すしアカデミー)で学んだことの中で役に立ったことは?
テクニックに関しては、全てです。
それ以外では、清水先生のお人柄、教えるということに関する情熱、
福江校長のビジネスに関しての発想。
本当に、すばらしい学校だと思います。
━━━東京すしアカデミーでもっと学んでおきたかったことは?
鯛や大きな魚のさばき方をもっと学んでおきたかったです。
━━━東京すしアカデミーが海外に行きたい人にこれは教える必要があると思われることは?
飾り巻き寿司のクラス(飾り巻き寿司技能認定講座)がスタート、というのはとてもいいと思います!複雑なものは、海外にもって行きたいテクニックです。私も、ぜひぜひ参加したいです。
照り焼きソースもいいですね。こちらでも大人気です。
てんぷら、やきとり、お好み焼き、たこ焼きなどは、基本として全て一応は作れると良いと思います。
具体的な調理に関することももちろんですが、立ち方というか、身のこなし方や見せ方のようなものは非常に大切だと思います。
常に、「自分はお客様に見られている」という意識。外国人は「寿司、日本」に関してかなり夢を持っているので、華麗な手さばきというか、ショーアップというか、「日本の美」のようなものを、立ち振る舞いで見せるというような・・・(私も現在、勉強中です。)
なかなか 、付け焼刃では難しいのですが、ちょっとしたコツを覚えると良いと思います。
━━━現在のあなたの仕事について教えてください。
近況報告として、レストラン部分は2009年5月28日にオープン。
アトリエ・スペースでのレッスン等は2月からスタートしております。
お店の名前は、
Sous les cerisiers (ス・レ・スリズィエ =桜の木の下で)
2008年末には、ダカールで、セネガル初の(笑)寿司レストランの立ち上げコンサルをし、この春からはフランスパリ近郊の百数十件のレストラン・チェーン(といっても、フランス国鉄やエールフランスなど、大手企業向けの社員食堂のですが)で、和食・アジア料理のメニュー開発と講習会をやっております。ロイヤルホストがオープンキッチンになったような社員食堂なのですが、これも、フランス初の試みで、なんだか、寿司外交官になったような気持ちです(笑)。
さらに、2月のフランス最大の食の見本市、「農業博」にて飾り巻き寿司のデモをやらせて頂きました。当初は50名弱のお客様の前でという予定だったのですが、200名ぐらいに膨れ上がり、関心の高さにびっくりしました。
一昨日は、イタリアからわざわざ飾り巻き寿司を習いたい、という生徒さんがおみえになりました。残念ながら、今のところ一般向けの飾り巻きのクラスはやっていないのですが・・・。
━━━今後のプランについては?
やっと、少し落ち着いて、自分の店のほうにかかりっきりになれる、というか、ならなければ!!といった状態です。
今まではあちこち出張ベースでコンサルタント活動をやっていましたが、パリのお店を拠点に活動をしていく予定です。
寿司メニューは、お隣りのホテルのルームサーヴィスと、テラス・カウンター席のみ、という形で出していく予定です。
━━━寿司シェフとして海外へ飛び立とうとしている方へのメッセージを。
見返りを求めないで、惜しまず与えること。そうすると、自分のまわりに人が集まってきます。
助けてくれる人がきっと現れますよ。
━━━インタビューへのご協力、ありがとうございました!
Sakura FRANCKさんの海外でのご活躍ぶり、いかがだったでしょうか。
寿司JOBおよび、東京すしアカデミーでは、Sakuraさんの他にも海外で活躍している卒業生から多くの海外就職体験談をいただいております。