• 日本ではありえないスピード感で成長を実感する日々 ニューヨークで活躍中の田中さん

    田中 康博さん

    職種:
    寿司セカンドシェフ
    勤務地:
    アメリカ
    経歴: 大学卒業後、青年海外協力隊に参加。システムエンジニアとしてモザンビークに赴任。帰国後、東京すしアカデミーに入学。 在学の1年間、東京すしアカデミーの直営店 神楽坂すしアカデミー勤務。 卒業後、銀座 いわで修行。 現在、ニューヨーク・マンハッタンの『すし麻布』でセカンドシェフとして、勤務。

    田中 康博さんの活躍についてお話を伺いました。

    ━━━寿司シェフを目指した経緯は?
    青年海外協力隊でアフリカのモザンビークにいた時に現地の村の子供たちに寿司をつくってと言われたことがきっかけです。
    ━━━なぜ東京すしアカデミーに入学したのですか?
    志したのが27歳だったので年齢的なことも考えて効率よく学びすぐに海外で活躍したいと思い入学しました。
    ━━━ニューヨークに滞在することになった経緯は?
    東京すしアカデミー卒業後に、2年半修行した「銀座いわ」という店で兄弟子だった人が、渡米してヘッドシェフとして働いていた店の2番手として呼んでいただきました。


    (田中さんの働く「すし麻布」)
    ━━━ニューヨークはどんな都市ですか?
    ニューヨークは世界中から様々な分野の優秀な人材が集まるので刺激があり面白いです。食に関してもコンテンポラリーなものが流行る傾向にあります。寿司も例外ではないですが、最近は銀座の高級店が出店してきたりと高単価の店ではオーセンティックな寿司が主流になりつつあります。
    ━━━ニューヨークで働くメリット・デメリットは?
    日本との比較になりますが、アメリカは圧倒的にチャンスがあります。求められる機会が多いのでやる気と体力があれば駆け上がれると思っています。

    デメリットとしては高級店でも日本よりはるかにレベルが低いので高い意識を持って仕事をしないとアメリカでしか働けない人になります。
    ━━━どんな時にやりがいを感じますか?
    銀座で修行していたころはお客様に握る機会はありませんでしたが、アメリカ人はリアクションが大きいので握っていて楽しいです。今は仕入れ、仕込みを自分主導でやらせてもらっているので新しいネタを頻繁に試し、シャリや煮切りを改良したりしています。お客様の反応を見ながら試行錯誤する毎日です。
    ━━━海外での生活や仕事で苦労したことはありますか?
    特にありませんでした。
    ━━━今後の目標を教えてください。
    今32歳ですが、35歳でアメリカで店を出し、40歳で年収5000万円。生活の基盤をそれまでに固め40代で人生の勝負をかけたいです。具体的には決めていませんが、人がやっていなかった面白いことをやりたいです。
    ━━━海外で働くことに興味のある人にアドバイスがあれば宜しくお願いします!
    卒業後に日本の高級店で修行することを勧めます。そしてなるべく早く海外に出るといいです。海外はゴールでなく修行はずっと続きます。
    ━━━田中さんは入学する前は飲食の経験はないとお聞きしました。飲食の仕事をスタートするとき、どんな心境でしたか?
    直営店に入る時は年配の職人さんも含めてここで一番速く握れるようになろうと思ってました。ただ入って数ヶ月は自分はホールだったので先に握っている同期を見て悔しかったのを覚えています。ホールを最初にやらせてもらい良かった点はかなりありますが。

    銀座の店に入る時はみんなスキンヘッドで最初威圧されましたが自分も負けじとスキンヘッドにしました。周りは同世代でも十代からやっている人達だったので必死についていく感じでした。
    ━━━インタビューへのご協力、ありがとうございました!