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メキシコで日本食のすばらしさをもっとしっかり伝えたい!寿司シェフ松本さん
松本 武也さん
- 職種:
- 寿司ヘッドシェフ
- 勤務地:
- メキシコ
経歴: IZAKAYA KURA 総料理長、KOKU 総料理長 知人がメキシコでレストランをオープンするということで立ち上げスタッフとしてメキシコへ。松本 武也さんの活躍についてお話を伺いました。
メキシコ・メキシコシティ
■人口 約2000万人
■公用語 スペイン語
☞GDPは世界第9位、ラテンアメリカの経済の中心地
☞世界トップクラスのミュージアム数!美術館・博物館は市内に170か所以上
☞交通機関・フリーWi-Fiスポットが充実━━━なぜ海外を目指したのですか?もともと特に海外を目指していたわけではないのですが、縁がありメキシコに来た時に日本食レストランのレベルの低さに愕然としました。日本食のすばらしさをこの国でもっとしっかり伝えなければと勝手に使命感に駆られてしまいました。━━━なぜメキシコを選んだのですか?きっかけは知人がメキシコでレストランをオープンするということで立ち上げのヘルプで来ました。実際住んでみると気候は1年通して温暖で親日のメキシコ人が多いので暮らしやすいです。また本マグロの蓄養が盛んだったり海産物も豊富にあるのでとても魅力的な国です。━━━なぜ寿司職人になろうと思ったのですか?世界で日本食がメジャーになった今でも海外に出ると日本食イコール寿司というイメージがまだまだ強くあります。現在海外でも様々な形態の日本食レストランがありますが、やはり寿司のニーズは多く海外の日本食レストランで働くには寿司の技術はマストだと思います。日本の伝統的な寿司の技術を身につけ、海外で寿司を握るということにとても誇りを持てます。━━━海外で寿司職人として働くことのやりがい&つらいことは何ですか?日本には普通にあってもここにはない食材があります。逆に日本にはない食材がたくさんあります。見たこともない魚や野菜。日々試行錯誤です。こういった地の食材でおまかせで寿司を食べてもらうことはとてもやりがいを感じます。またメキシコ人の育成には苦労しています。国民性としておおらかでアバウトなところが寿司職人にはむかないことがあります。例えば飯を炊くとき米や水の量をなかなかしっかり計れません。どんなに忙しい時でもついつい話に夢中になってしまって手が止まってしまうこともしばしば。日々奮闘しています。━━━メキシコ渡航のための準備で気を付けたほうが良い事はなんですか?一番大切なのは必ず渡航前にビザを取得しておくことです。申請から取得までだいたい1ヶ月かかります。現在メキシコ国内での就労ビザの発行はできなくなりました。
海外で使える医療保険も加入しておいたほうが無難です。メキシコの社会保険でかかれる病院では安全安心な治療を受けられないことがあるからです。私立の病院では高度な治療を受けることができますがかなり高額です。メキシコでも高額医療保険に加入することは可能ですが、はじめは日本で加入してくることをおすすめします。